2007年 10月11月12月観光情報
観光情報


1泊2万5000円も 新千歳発東京行き 値下げ競争激化
2007,12/28 北海道新聞

札幌市、サミット期間中の公園使用を規制 反対運動封じ(01/05 07:15)  札幌市は、北海道洞爺湖サミットの開催中(七月七−九日)とその前後、大通公園など市内中心部の三公園について、不特定多数が集まる集会やイベントなどの開催を原則許可しない方針を決めた。反グローバリズム運動の一部にある過激な行動を規制し、「市民の安全を確保するため」としている。今後のサミット反対運動の動向によっては、ほかの公園への規制拡大も検討する考えだ。  道によると、洞爺湖サミット関連の警備のために、自治体が公園の使用を規制する例はほかには聞いていないという。  都市公園法や札幌市都市公園条例によると、不特定多数が参加する「競技会、展示会、その他これに類する催し」のために、公園の全部または一部を独占する場合などは、使用許可を市に申請する必要がある。  昨年のドイツ・ハイリゲンダムサミットでは、反グローバリズムを掲げる過激な勢力がデモなどを行い、一部が暴徒化した。洞爺湖サミットでは、会場の胆振管内洞爺湖町周辺については道警などが厳しい警備を行うため、札幌で反対行動が繰り広げられる恐れがあり、市は大通公園と中島公園、円山公園(いずれも中央区)では、大規模な集会やイベントなどを基本的に許可しないことにした。  過激な勢力とは関係のない集会、イベントであっても、参加者にそうした関係者が紛れ込むと、市民の安全を脅かす恐れがあると判断した。規制期間は原則として六月十七日−七月十一日を想定している。  このため、国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」(PMF)組織委員会は市と協議し、毎年七月上旬に開いている「大通公園コンサート」を開催しないことを決めた。  市によると、市が管理する公園は二千六百十七カ所。市は今後、道や道警と情報交換し、反対運動の状況によっては他の公園にも規制を広げる考えだ。  ただ、町内会などの催しや、一般利用は通常通り認められる。「市民の自由を侵害している」との批判も予想されるが、市環境局は「時期や内容によっては開催を認めるかどうか主催団体と協議することもある。市民の安全・安心のためなので、理解をお願いしたい」と話している。  二○○八年一月中旬−三月末の新千歳−羽田の往復航空券と東京・横浜のホテル宿泊をセットにした旅行商品の値下げ競争が激化している。旅客数の確保を目指す日本航空が価格引き下げのけん引役となり、旅客流出を防ぎたい全日空など競合他社が追随を迫られた格好。大手航空二社を利用して一泊二日する商品で、前年同期より四、五千円安い二万五千円前後になっており、旅客の奪い合いが熱を帯びそうだ。

 値下げの先陣を切ったのは、十二月中旬に新料金を設定した日本航空グループのジャルツアーズ(東京)。一月十五日−三月末の一泊二日の最安値を前年同期より約四千円安い二万五千八百円とした。

 これに対抗し、全日空グループのANAセールス(東京)も一月二十日−三月末の最安値を、前年同期より約五千円安い二万四千八百円としたため、旅行会社も同料金の商品販売に踏み切らざるを得なくなった。

 これまでの同期間の最安値はスカイマーク便を利用した商品で二万三千円前後。大手二社の値下げを受けて、スカイマークも旅行業者向けの卸価格を見直したため、一部の旅行会社がインターネット上で二万千三百円の格安商品を売り出すまでになっており、値下げ競争の激しさが増している。

 値崩れを恐れる大手二社が同商品の大幅値下げに踏み切るのは極めて異例。経営再建中の日本航空が旅客数確保を優先したためとみられ、道内発の東京・横浜行き旅行需要の乏しい一−三月の閑散期の値下げ競争をめぐっては、業界関係者から「新たな需要を掘り起こすのは難しく、限られた旅客の奪い合いになるのは避けられない」との声も漏れている。


<北海道洞爺湖サミット> 米代表団宿泊先 有力ニセコを逆転 登別グランド内定
2007,12/28 北海道新聞

 来年七月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)に、参加国最多となる八百人規模の要員を派遣する米国政府代表団の宿泊先が、登別グランドホテル(登別市登別温泉町、二百六十一室)に固まったことが二十七日、複数の関係者の話で分かった。外務省も事実関係を認めている。年明けにも、ホテル側と米国大使館とで宿泊料など細部の交渉が始まる見通し。

 関係者によると、大使館から先週末、ホテル側に「メーンの宿泊先として使う」との通知があった。米国側は既にホテルの設備や警備面の調査を終え、事実上の内定とみられる。ただ全員は収容できず、代表団の一部は別のホテルに分宿する可能性が高い。

 当初は後志管内ニセコ町のニセコ東山プリンスホテルが有力視されていたが、一転して登別グランドホテルに絞り込まれた。理由としては、《1》昭和天皇が二度宿泊した警備面での実績《2》終戦後に連合国軍総司令部(GHQ)が接収した歴史的な縁《3》国内を代表する温泉地としての知名度《4》新千歳空港や道央自動車道が近い地理的優位性−が評価されたとみられる。

 登別グランドホテルは来年の開業七十周年に合わせ、サミット前の五月の大型連休までに客室の改修やベッドの入れ替えなどを行う。登別観光協会によると、和室が主流の登別温泉の中で同ホテルは洋室が最多の約九十室あり、欧米型の接客が可能だ。


IC乗車券キタカとスイカ 09年春から相互利用開始
2007,12/13 北海道新聞

 JR北海道は十二日、来年秋に札幌圏で導入するIC(集積回路)乗車券「Kitaca(キタカ)」とJR東日本のIC乗車券「Suica(スイカ)」の相互利用を二○○九年春をめどに開始すると発表した。相互利用と同時にキタカの電子マネー機能も利用可能になる。

 相互利用開始後は、首都圏、仙台圏、新潟圏のJR線のほか、東京モノレール線、りんかい線、埼玉新都市交通線、仙台空港アクセス鉄道にキタカで乗車することが可能となる。

 また電子マネーとして、首都圏のJR駅構内の店舗や自動販売機、駅周辺のスイカ加盟店など二万三千五百六十店で商品・サービスの購入に利用できる。ただ、首都圏の私鉄・地下鉄のIC乗車券「PASMO(パスモ)」との相互利用には対応しておらず、キタカで私鉄などに乗ることはできない。

 キタカへの入金(チャージ)は二万円までで、札幌圏四十一駅の券売機で対応できるようにする。

 一方、スイカの発行枚数は二千万枚を超える。首都圏からの観光客の多くが所有しているとみられ、キタカとの相互利用が道内の観光業界に与える影響は小さくないとみられる。

 JR西日本の「ICOCA(イコカ)」との相互利用のめどは立っていないが、「将来的には検討したい」(JR北海道)という。

 JR北海道は今後、キタカの電子マネーが使える店舗を募集する。当初は札幌駅構内の売店や自販機、札幌ステラプレイスなどJRタワーの店舗で対応を目指す。


「もうかる旅館」ここが違う カリスマ経営者が伝授 温泉地で「塾」開催
2007,12/13 北海道新聞

 北海道商工会議所連合会(道商連)は年明けから、中小旅館経営者を対象に初の「経営塾」を道内主要温泉地で始める。大分県の由布院、別府両温泉などからカリスマ旅館経営者が講師として参加し、集客増や収益向上の秘訣(ひけつ)を伝授。赤字経営に悩む道内中小業者が「もうかる旅館」に生まれ変わるきっかけづくりを目指す。

 道内の温泉街は、団体観光客の減少や、大手との競争による宿泊単価の低下で「大半の業者が赤字」(業界関係者)といわれる。観光を道内の基幹産業と位置づける道商連は「まず個々の宿泊業者が『もうかる体質』を身につけることが欠かせない」(道商連幹部)として、経営塾の開催を決めた。

 経営塾は十−二十人程度の懇談会形式で開く。高集客・高収益を実現している旅館経営者がコスト管理の手法や、付加価値向上による宿泊単価アップの方策、インターネットを活用した集客戦略などについて具体的な助言を行うほか、参加者との意見交換も行う。

 講師は計五−六人となる見込みで、人選を急いでいる。開催温泉地は湯の川(函館)、登別、層雲峡(上川管内上川町)、阿寒湖(釧路市)などを予定。一回目を来年一月下旬に開催し、三月末までに四−五回開く。

 年度の変わる四月以降は「二代目旅館経営者の心得」などテーマ別の経営塾を札幌市内で二カ月に一回程度開く方向で検討している。

 経営塾の内容は冊子にまとめ、中小旅館に配布して今後の経営に役立ててもらうことにしている。


航空、7年ぶり収益悪化へ 金融、燃料の二重苦で
2007,12/13 北海道新聞 【ジュネーブ13日共同】

 国際航空運送協会(IATA)は12日、金融市場の混乱による景気の悪化と燃料価格の高騰で2008年の航空業界の純利益が、7年ぶりに減少するとの予想を発表した。業界全体の利益総額は従来予想の78億ドル(約8700億円)から50億ドルに大幅に下方修正。07年の実績予想と比べても6億ドルの減益となる。

 同業界の純損益の水準が悪化するのは、米中枢同時テロが起こり、一気に赤字に転落した01年以来。テロ後は赤字幅の縮小が続き、07年にようやく全体として黒字を回復したばかりだった。IATAは08年の減益の理由として「金融危機の影響」と燃料価格の高騰を挙げた。


体験型観光を手軽に検索 札幌のベンチャーがサイト「北海道体験ドットコム」
2007,12/05 北海道新聞

 観光情報提供のベンチャー、北海道宝島旅行社(札幌、鈴木宏一郎社長)は五日、川下りやソーセージ作りといった、道内の体験型観光プログラムを簡単に検索し、直接申し込みできるウェブサイト「北海道体験ドットコム」を開設する。同社が訪問調査した九十事業者、三百八十件以上のプログラムの情報が無料入手できる。

 同サイトは道内十四地域別に「海を楽しむ」「冬ならでは」など七ジャンルの検索ができるほか、「短時間で手軽に」「本格的に半日以上」など志向別の分類も十一用意した。検索の利便性を向上させるとともに、事業者の情報発信をしやすくする狙いだ。

 各プログラムの内容は同社の直接取材に基づく解説文と豊富な写真で紹介。体験談の書き込み機能もあり、利用者の希望とプログラム内容のミスマッチを極力減らすことに力を注いだという。会員、事業者ともに登録無料で、北海道宝島旅行社は、利用者と事業者の契約が成立した場合に事業者から手数料を得る。

 同社は来年一月六日まで、流氷ウオークや雪中乗馬トレッキングなど「冬ならでは」のプログラム五十件の中から一件を無料体験できるモニターを五十組百人募集する。一年間で三万人以上の会員獲得、三年後に一億円の売り上げが目標。鈴木社長は、「体験型観光を目的に道内各地を旅する観光客を増やすきっかけに」と話している。

 アドレスはhttp://h-takarajima.com/


<北海道洞爺湖サミット>米代表団宿泊地=ニセコ東山が有力、登別グランドも候補に
2007,12/05 北海道新聞

 来年夏の北海道洞爺湖サミット(七月七−九日)に、参加国最大の八百人規模の要員を送り込む米国政府代表団の宿泊施設の有力候補として、後志管内ニセコ町のニセコ東山プリンスホテル(本館二百室、新館五百室)が浮上していることが、四日までの関係者の話で明らかになった。外務省も、同ホテルが候補の一つであることを認めている。ただ、米国側は登別市登別温泉にある登別グランドホテル(二百六十一室)も候補として調査中で、外務省は今後、米国政府やホテル側と詰めの調整に入る考えだ。

 関係者の話を総合すると、日本政府は四月の洞爺湖サミット開催決定後、首脳会合の主会場となる「ザ・ウィンザーホテル洞爺」のある胆振管内洞爺湖町内の大手温泉ホテルを宿泊施設として活用するよう、米国側に内々に打診した。

 これに対し米国側は、洞爺湖温泉街のホテルだと他の参加国と共同使用になる可能性があることを懸念。独自の調査を開始し、その結果、両ホテルが急浮上した。

 東山プリンスは七百室の部屋があり、周辺ホテルも含めれば、プライベート重視で「一人一室利用」を基本とする米側の意向に沿うことが可能。駐車場やゴルフ場を移動用ヘリコプターの離着陸場に転用できることも評価されているようだ。

 主会場との距離は道道と国道230号経由で約四十六キロ。米国政府関係者が頻繁にホテルを訪れ、宿泊施設として丸ごと借り切ることを前提に調査を続けている。

 同ホテルは、西武グループがスキー場とともに一九八二年に開業したが、グループの経営危機から売却を決定。今年三月に米金融大手のシティグループが買収、その後、世界的なホテルチェーン「ヒルトン・ホテルズ・コーポレーション」と運営委託契約を締結した。

 来年七月からホテル名を「ヒルトン・ニセコ・ビレッジ」に変えて営業する予定で、米国代表団が投宿することになれば、開業直後の米系ホテルを、米国政府が側面支援することにもなる。

 一方、登別グランドは客室数こそ東山プリンスには及ばないが、洋室を九十室近く備えるなど、温泉地では珍しい欧米型接客ができるホテルだ。開業七十周年に当たる来年五月の大型連休までに大改修を終える計画。主会場との距離は道央道を経由して約六十九キロ。

 ホテル側は昭和天皇が二度宿泊した実績や、終戦後に連合国軍総司令部(GHQ)が接収した歴史をアピールするなど熱心なセールスで、巻き返しを図る。米国政府関係者も通信環境、警備などの調査を続行しているもようだ。

 両ホテルとも、通信環境の整備とその費用負担が課題とされる。

 サミット参加国の宿舎をめぐっては、既に英国が洞爺湖畔のホテルを確保したとの情報もある。


輝き満開40万個 札幌でホワイトイルミネーション
2007,11/23 北海道新聞

 冬の札幌を光で優しく彩る「第二十七回さっぽろホワイトイルミネーション」(札幌市などでつくる実行委主催)が二十二日、同市中央区の大通公園や札幌駅前通などで始まった。昨年より三万個多い約四十万個の電球が、幻想的な空間を演出。市民や観光客が時を忘れて、光の競演に見入った。

 オープニングセレモニーは大通公園で行われ、午後四時四十分に「スズラン」など六基のシンボルオブジェのイルミネーションが点灯されると、歓声と拍手が沸き起こり、氷点下三度のまちが光で包まれた。十五年ぶりに訪れた札幌市北区の主婦能代佳代さん(44)は「ロマンチックな雰囲気に感動しました」とオブジェを見上げていた。

 大通公園では、ドイツの冬の風物詩を楽しむ「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」も初めて同時に開幕した。

 イルミネーションの点灯は午後四時半−同十時半で、開始、終了時間とも昨年より三十分遅らせた。大通公園会場が来年一月四日まで、駅前通と南一条通会場が二月十一日まで。


北広島プリンスホテル 来春にも営業再開 地元中心に180人雇用
2007,11/14 北海道新聞

 小樽朝里、札幌の両クラッセホテルなどを経営するアンビックス(札幌)が、営業休止中の札幌北広島プリンスホテル(北広島)を運営し、新ホテルとして来年四月をめどに営業再開する計画であることが十三日分かった。同ホテルを保有するゴルフ場大手のパシフィックゴルフプロパティーズ(PGP、東京)から二十年間賃借する。

 関係者によると、アンビックスはスイートルーム増設、館内での大規模スポーツジム整備などのほか、来年夏には本格的な温浴施設も新設し、長期滞在型のリゾートホテルとする方向で検討している。投資額は八億円以上になるとみられる。

 従業員は百八十人前後で、大半を地元から雇用する方針。隣接するスキー場も二○○八−○九年シーズンから営業再開する予定という。

 札幌北広島プリンスホテルは、西武グループの経営再建で今年六月、傘下のプリンスホテルからPGPにゴルフ場とともに売却された。ゴルフ場は「札幌北広島ゴルフ倶楽部」として営業を続けているが、ホテルは営業を休止していた。

 同ホテルの営業再開については、北広島市などが早期再開をPGPに要望。PGPも検討の意向を示していた。


和の演出で巻き返し 結婚式市場、押され気味の老舗ホテル
2007,11/08 北海道新聞

 結婚式や披露宴を豪華邸宅などで開く「ハウスウエディング」人気に押され気味だった札幌市内の老舗ホテルが、和風を意識した改装やサービスを強化している。女優の藤原紀香さんらの結婚式に触発された和装ブームに加えて、高齢の親族らに配慮した演出や料理にこだわるカップルが増えており、老舗ホテルは「和」の雰囲気を前面に打ち出して巻き返しに努めている。

 札幌グランドホテルは昨年末に全面改装したガーデンレストラン「環楽(わらく)」での結婚式プランの販売を七月から始めた。窓越しにながめる名物の日本庭園と会席料理の提供が売り物で、同ホテルは「幅広い年代のお客さまに安心して楽しんでもらいたいというカップルの関心が高い」と話す。

 京王プラザホテル札幌は一月に神前結婚式場を全面改装。開業二十五周年を記念した本格フランス料理と生ずしなどの和食を組み合わせた一万四千円の特別コース料理の提供も本年度内限定で始めたこともあり、四−九月の神前結婚式は前年同期比で4%増えた。

 札幌プリンスホテルは六月から高額な打ち掛けの貸衣装に力を入れている。十月のウエディングフェアでは金箔(きんぱく)などで飾った総製作費三億円という打ち掛けを披露し、三十万円で貸し出している。利用はまだないが「カップルの母親や祖母世代からの問い合わせが多い」と手応えを感じている。

 リクルート発行の結婚情報誌「ゼクシィ」の今年の道内調査によると、披露宴・パーティー会場にホテルを利用したカップルは前年比2・6ポイント増の55・3%で、二○○一年の調査開始以来初めて前年を上回った。和風を意識した改装効果も手伝って、ホテルも巻き返しつつあるようだ。

 和風の演出や料理などは、宴会部門の充実した老舗ホテルの強みが生かせる分野。老舗ホテル各社は本番と同じ料理を安価に試食できるフェアを開くなどで、和風志向を強めるカップルへの提案を強化している。


洞爺湖サミット 観光振興案を道が策定 空港、沿道「花いっぱい」に 散策路は目標10万キロ
2007,11/04 北海道新聞

 道は三日、来年七月の北海道洞爺湖サミットに向けた「観光振興アクションプラン(行動計画)」案をまとめた。サミット主会場の洞爺湖周辺や新千歳空港を花で埋め尽くす「花いっぱい作戦」や、フットパス(景観を楽しむ散策路)の整備拡充などで、健康や癒やし、自然との調和を意識した内容になっている。政府が今月開催予定の「観光立国推進戦略会議」(座長・牛尾治朗ウシオ電機会長)に提案し、国の支援を仰ぐ考えだ。

 行動計画案は、サミット開催期間中の事業と、中長期的計画を織り交ぜた計二十六項目で構成。三日、札幌市を訪れた冬柴鉄三国土交通相にも案を提出した。具体的な事業は「花いっぱいでお出迎えプロジェクト」と「北海道フットパス事業」が二本柱となっている。

 「花いっぱい」では、サミットの主会場や関連施設の敷地内、道内各空港、それらの周辺道路で植栽やプランターの設置を進める。新千歳空港周辺の敷地では、飛行機から見える「花の地上絵」を描く。さらに道内各地(目標二百カ所)でイベント「ガーデンアイランド北海道2008」を同時開催し、道民運動としても展開する。

 「フットパス事業」は各地のウオーキングルートや自然遊歩道などで、自然や農村の景観を保全しながらトイレ、休憩所、案内板などを整備。英国発祥の「フットパス」の普及を進める。当面はサミット開催地の洞爺湖周辺をモデル地区に位置づけ、最終的に道内十万キロのネットワーク化を目指す。

 このほかサミット開催に合わせ、洞爺湖温泉街で、空き店舗に観光PRコーナーを設置することや、JR北海道が開発した環境負荷の少ない鉄陸両用車両「デュアル・モード・ビークル」(DMV)の試験運行を行うことも盛り込んだ。

 ただ、計画全体を道が単独で推進するのは困難。道は観光立国化を目指す政府の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」などと連動し、国の支援を取り付けることで予算を確保したい意向だ。


知床観光振興 らつ腕を 斜里の協会、専務を全国公募
2007,10/17 北海道新聞

 【斜里】「知床観光を盛り上げる助っ人募集」−。世界遺産登録効果の喪失に危機感を強める網走管内斜里町のNPO法人知床斜里町観光協会(上野洋司会長)は、観光活性化にらつ腕を振るってくれる常勤の専務理事を近く全国公募する。

 知床は二○○五年、世界遺産に登録され、観光客は一時、爆発的に増えたが、その後徐々に減少。今年は九月末までの観光客入り込み数が前年同期比12・6%減の百十六万二千七百人と、遺産登録前のレベルにまで落ち込んだ。

 知床半島を分け合う隣の根室管内羅臼町の観光協会がこの春、全国公募で事務局長を迎え効果を上げている。知床斜里町観光協会も五月のNPO法人化を機に、事務局長ら常勤スタッフ二人に加え専務理事職を新設し、外部の人材を充てることにした。

 年齢や性別は不問。上野会長は「知床観光の発展のため意欲のある人を求めています」と話している。問い合わせは知床斜里町観光協会(電)0152・22・2125へ。


道内観光、海外が熱視線 「世界のベストリゾート20」にルスツ
2007,10/19 北海道新聞

 加森観光(札幌)が運営するルスツリゾート(後志管内留寿都村)が、国際的なスキー専門誌「グレート・スキーイング&スノーボーディング・ガイド」(英カドガン・ガイド社発行)が選ぶ二○○八年シーズンの「世界のベストリゾート二十カ所」に日本から初めて選ばれた。

 ルスツは小規模リゾート対象の「ベスト・スモール・リゾート賞」を受賞した。審査は同ガイドの専門記者と一般読者の投票で行われ、ルスツは長いシーズンでの豊富な積雪量とパウダーの雪質、ホテルの食事などで高い評価を受けた。

 二月に北海道に取材に訪れた同ガイド記者の好評価を得たのに加え、読者投票でオーストラリア人読者の支持が特に高かったという。

 ルスツリゾートは来年の洞爺湖サミットの国際プレスセンター会場に予定されている。加森観光の加森公人社長は「ルスツには海外から注目が集まっている。今後も積極的に情報発信していきたい」と喜んでいる。

「札幌ホテルマン情報」 観光情報