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2008年 1月 2月 3月 4月 5月 観光情報
高級ホテル2社が提携へ オークラとロイヤル 2008.05/28 北海道新聞朝刊全道
国内外に高級ホテルを運営するホテルオークラ(東京)とロイヤルホテル(大阪市)が、予約業務や資材調達を共通化するなど全面提携することで最終調整に入ったことが28日、分かった。週内にも発表する。 外資系高級ホテルの相次ぐ進出や低価格ホテルの普及に対抗するのが狙い。両社はすでにお互いの会員組織間で特典を適用するといった提携をしており、協力関係を一段と強化する。 オークラは東京・港区の「ホテルオークラ」をはじめ、国内外に23のホテルを運営。ロイヤルホテルは大阪市北区の「リーガロイヤルホテル」など、関西を中心に国内に10のホテルを運営しており、営業地域の重複が少ないことなどから提携相手として最適と判断した。 北海道旅行に「満足」93% 接客や料理に注文も 道が観光客調査 2008.05/18 北海道新聞朝刊全道
道がまとめた二〇〇七年度の来道観光客満足度調査で、北海道旅行に「満足」「やや満足」と答えた人の割合が計93%となり、五年前の〇二年度に行った前回調査から11ポイント上昇した。北海道旅行が二回目以上の「リピーター」の割合も79%で、前回より5ポイント上昇し、北海道旅行が高い人気を誇っていることが分かった。ただ、個別の意見では「宿泊施設や飲食店の接客態度が悪い」「料理に工夫が足りない」など厳しい注文も少なくなかった。 調査は、道外の日本人旅行者を対象に四季ごとの年四回実施。計四千八十九人から回答を得た。年代別では五十−六十代が41%、二十−三十代が31%など。居住地別では関東42%、近畿18%、東海13%など。 旅行や宿泊施設などの印象については「満足」「やや満足」「普通」「やや不満足」「不満足」の五つの選択肢の中から選んでもらった。 項目別に「満足」「やや満足」と答えた人の割合をみると、宿泊施設が85%(前回比30ポイント増)、食事85%(同16ポイント増)、接客サービス82%(同23ポイント増)などで、いずれも前回から大幅に上昇した。 道は本年度スタートした「観光のくにづくり行動計画」で、食事と接客サービスの満足度を一二年までに80%以上に引き上げる目標を掲げている。 数値目標はクリアした形だが、旅行情報誌「北海道じゃらん」のヒロ中田編集長は「われわれの調査では、ほかの都府県と比較した満足度はそれほど高くない」と指摘。今回の結果をうのみにせず、どうやったら観光客に満足してもらえるか、考え続けるべきだと提言する。 実際、今回の調査では、満足度が高く出る傾向がある「家族旅行」の割合が51%と前回(28%)から大きく伸びる一方、団体旅行が前回28%から11%に減少しており、旅行形態の変化が満足度上昇につながった側面も否定できない。 史上最速サクラ前線 急ごう道内の花見 旅行会社がツアー変更、中止も 2008.04/24 北海道新聞朝刊全道
札幌に続き、二十三日には旭川でも史上最も早くサクラが開花、道内のサクラの見ごろはどんどん早まる勢いだ。猛スピードで北上するサクラ前線に旅行会社も花見ツアーの中止や見直しを迫られており、関係者からは「少し寒くなって」とため息も漏れ始めた。 テレビ塔観光(札幌)は、例年人気の東北を巡る二泊三日のツアー一件を中止した。五月三日から弘前城(青森)や角館(秋田)を巡る日程だったが、「せっかく行ってもサクラがなければ寂しい」。他の日程の東北ツアーも前倒しや道内への変更を迫られている。 普門エンタープライズ(札幌)も、四月三十日出発の東北ツアーを中止。道内分の中止はないが、中旬ごろから「日程を前倒しする客が目立ち始めている」という。 JR北海道は団体ツアーのルートを変更。サクラの名所の見学時間を短縮し、三内丸山遺跡(青森)や玉川温泉(秋田)など三カ所を追加した。 シィービーツアーズ(札幌)は、二十間道路で知られる日高管内新ひだか町へのツアーを、五月三−十五日で設定していたが、九日以降は中止した。また、連休明けに予定している渡島管内松前町へのツアーも中止を覚悟しているという。 各地の観光協会などによると、道内のサクラやウメの名所の見ごろは、道東の一部地域を除き、大型連休に重なるところが多い。 旭川の旭山動物園に隣接する旭山公園(エゾヤマザクラ約二千三百本)は五月三日ごろが見ごろ。新ひだか町の二十間道路は、しずない桜まつりが開幕する同三日から五日ごろまで。松前町の松前公園では、早咲きのオオヤマザクラ(エゾヤマザクラ)が既に見ごろで、例年連休後に開花する遅咲きの一葉(いちよう)や関山(かんざん)なども含め同十三日ごろまで楽しめるという。 仏高級ホテル、来年6月開業 ススキノ・旧アオキビル跡 2008.03.14 北海道新聞朝刊全道
三井不動産(東京)は十三日、札幌・ススキノで老舗キャバレー「エンペラー」があった旧アオキビル(札幌市中央区南四西二)の跡地で、地下一階地上十五階建ての複合ビル建設に着工したと発表した。三−十五階には仏大手ホテルチェーン・アコーグループの高級ホテル「メルキュール」が入居し、来年六月にオープンする。 国道36号に面した約二千平方メートルの敷地に建設する複合ビルは、延べ床面積約一万八千平方メートル。ホテルの客室はダブルとツインを中心に二百八十五室で、フランス料理を主体としたレストランや約二百平方メートルの広さの宴会場なども備え、ビジネス、観光客両方をターゲットにする。 アコーグループは世界百カ国で三千八百のホテルを運営。十二ブランドあるホテルのうち、今回札幌に進出するメルキュールは、国内では既に銀座(東京)や成田(千葉)で展開している。複合ビルの地下一階−地上二階部分には今後、飲食店やエステ、フィットネスクラブなどを誘致する。 <記者の視点> 来年「還暦」さっぽろ雪まつり *「市民との距離」近づけて *好評の体験型充実を 2008.02.18 北海道新聞朝刊全道
第五十九回さっぽろ雪まつりが十一日までの一週間開かれ、前年を五万八千人上回る二百十五万九千人が国内外から来場し、観光行事としては「大成功」(実行委)だった。しかし、その一方で、札幌市民の多くが足を運ばないという現実を示すデータもある。記念すべき来年の「還暦」開催に向け、評価の高まった体験型企画の一層の充実が不可欠だ。 今年の来場者数は、メーンの「大通会場」(中央区)が百九十万一千人、三年目を迎えた「さとらんど会場」(東区)が二十五万八千人で、いずれも過去最多を記録した。三連休と好天、中華圏の旧正月休暇とも重なり香港や台湾などの観光客が大きく増えた。 しかし、ショッキングなデータがある。 雪まつり開幕前、札幌圏の読者を対象にした本紙地方版紙面で連載している二者択一アンケート「どっちWhichさっぽろ」のモニター(石狩管内在住の三百六十人)に、雪まつりを見に行くか質問した。回答した二百九十一人の七割が「行かない」。以前から「市民との距離」が指摘されていたが、数字で裏付けられた。 その理由として目立つのがマンネリ化の指摘である。「毎年同じ」「一度行けばテレビで十分」と冷ややかな感想が並んだ。さらに「見に行く」と答えた人でさえ、「大通公園の雪像付近に広告看板が多くて醜い」と、近年の広告洪水を嘆く。確かに、場所によっては純白の大雪像より、カラーの大きな宣伝看板に目が行く始末だ。 「行かない」七割を振り向かせる知恵はあるのか。 カギはさとらんど会場の存在だ。長さ百メートル級のチューブ滑り台や大迷路、馬そりやスノーモービルなど雪とのふれあいを目指した体験型に人気が集まり、来場者は順調に伸びる。地元客のマイカー来場を想定し駐車台数を大幅に増やし、大通会場からのシャトルバスを増発、観光客の回遊に配慮した。食事場所や滑り台の混雑解消など課題も残るが、「親子で楽しめた」と好評だった。 実行委も来年の還暦開催に向け、今年はいろいろな実験を試みた。大通会場に二十八年ぶりに復活させたスケート場は最大五時間待ちの「大当たり」で、早々と来年の実施と期間延長を決めた。 大通の一部を歩行者天国にした試みも面白い。本紙アンケートでも、大通会場の活性化を訴える声は根強く、その一つが歩行者天国だった。広い三車線道路で「スキーやそり遊びを」「カーリング場を作っては」とさまざまなアイデアが寄せられた。新鮮さは、来場の格好の動機付けになる。 雪まつりの主役は市民だと思う。雪像づくりや案内係として奔走するボランティアの汗は、市民が足を運ぶことでいっそう報われる。 札幌圏部 稲垣重則(いながき・しげのり)
北海道新聞社 雪氷の美に観客圧倒 さっぽろ雪まつり開幕 2008,02/05 北海道新聞
札幌の冬を彩る雪と氷の祭典「第五十九回さっぽろ雪まつり」(札幌市、札幌観光協会などの実行委主催)が五日、開幕した。 札幌市中央区の大通公園など三会場には大小二百九十基の雪氷像が完成。初日は青空も見られ、国内外の観光客らが雪と氷の芸術作品を楽しんだ。実行委は十一日までの期間中、二百万人以上の来場者を見込んでいる。 札幌管区気象台によると、札幌市中心部の五日正午現在の気温は平年より○・五度高い氷点下二・○度と、雪も締まり絶好のコンディション。メーン会場となる大通会場には、七基の大雪氷像が登場し、環境をテーマにした「環境−自然との共生 知床の森と仲間たち」や「国宝 犬山城」(愛知県)、巨大スフィンクスの「エジプト広場」などが来場者を圧倒した。 新潟市から来た会社員北村吉雄さん(61)は「地元にも雪まつりはあるがスケールが全然違う。雪像が精巧ですごい」とため息交じりに話した。 雪まつり会場として三年目を迎えた同市東区のさとらんど会場は、家族連れらでにぎわった。氷像百基が並ぶすすきの会場(中央区)は、同日午後六時半から開会式が行われる。 来道外国人15%増 07年度上半期 観光客全体は横ばい 2008,01/29 北海道新聞
道が二十八日発表した二○○七年度上半期(四−九月)の道内観光客数は、前年度同期とほぼ同じ三千二百四十八万人だった。一方、外国人来道者数は韓国や香港からの観光客が増えたことで、前年度同期比15・7%増の三十四万四百五十人と伸びた。 道内観光客数の内訳は道内客が旭山動物園やサミット開催が決まった洞爺湖周辺などへの日帰り客が伸びて同0・2%増の二千八百十一万人と二年連続の増加。道外客は新千歳−羽田線の運賃割引競争が激しかった前年の反動などで、同1・4%減の四百三十七万人と二年ぶりに減少した。 外国人来道者数の国・地域別では、台湾が同5・3%減の十四万二千三百人。道内との航空便が拡充された韓国が同35・3%増の九万四千三百五十人、香港が同37・2%増の五万三千百五十人、レンタカー旅行が人気のシンガポールが同二・○倍の一万五千人だった。 道は「新千歳−羽田線などの輸送実績は下半期も伸び悩んでおり、道外団体客の減少傾向も続いているようだ」と話している。 サミット閉幕後の秋 全国エコツーリズム大会開催へ 胆振4市町 2008,1/13 北海道新聞
NPO法人日本エコツーリズム協会(東京)は、胆振管内洞爺湖町と周辺の伊達市、豊浦、壮瞥町の四市町を会場に、全国エコツーリズム大会を今秋にも開催する方針を固めた。四市町が昨年十一月から誘致活動を始め、北海道洞爺湖サミット開催地の知名度を生かして射止めた。地元はサミット後の一大イベントと位置づけ、地域の自然を生かした新たな観光振興につなげていく考えだ。 全国大会は、同協会が自然環境や文化など地域固有の資源を生かした観光「エコツーリズム」の普及を目指し、二○○一年から○五年を除き毎年開催している。大会の道内開催は初めて。昨年は世界遺産の岐阜県・白川郷で三日間にわたり開かれ、全国から観光関係者やエコツアーガイドら約六百人が参加した。 同協会は十二日までの北海道新聞の取材に対し、「日程や内容は決まっていないが、四市町での開催の方向で動いている」としている。 大会は例年、開催地の地域特性を題材に、観光資源の掘り起こしを目指したシンポジウムを開くほか、分科会でエコツーリズムの可能性を探る。実際に数コースのツアーを用意し、参加者に体験してもらう。 四市町は二○○○年の有珠山噴火以降、洞爺湖周辺を自然の博物館に見立て、観光に生かす「エコミュージアム」構想を提唱。国連教育科学文化機関(ユネスコ)のジオパーク(地質遺産)の国内登録第一号も目指している。 地元関係者は「登録にも弾みがつき、自然環境などをじっくり楽しむエコツアーが盛んになれば、滞在型観光が根付く」と期待している。 札幌市、サミット期間中の公園使用を規制 反対運動封じ 2008,1/5 北海道新聞
札幌市は、北海道洞爺湖サミットの開催中(七月七−九日)とその前後、大通公園など市内中心部の三公園について、不特定多数が集まる集会やイベントなどの開催を原則許可しない方針を決めた。反グローバリズム運動の一部にある過激な行動を規制し、「市民の安全を確保するため」としている。今後のサミット反対運動の動向によっては、ほかの公園への規制拡大も検討する考えだ。 道によると、洞爺湖サミット関連の警備のために、自治体が公園の使用を規制する例はほかには聞いていないという。 都市公園法や札幌市都市公園条例によると、不特定多数が参加する「競技会、展示会、その他これに類する催し」のために、公園の全部または一部を独占する場合などは、使用許可を市に申請する必要がある。 昨年のドイツ・ハイリゲンダムサミットでは、反グローバリズムを掲げる過激な勢力がデモなどを行い、一部が暴徒化した。洞爺湖サミットでは、会場の胆振管内洞爺湖町周辺については道警などが厳しい警備を行うため、札幌で反対行動が繰り広げられる恐れがあり、市は大通公園と中島公園、円山公園(いずれも中央区)では、大規模な集会やイベントなどを基本的に許可しないことにした。 過激な勢力とは関係のない集会、イベントであっても、参加者にそうした関係者が紛れ込むと、市民の安全を脅かす恐れがあると判断した。規制期間は原則として六月十七日−七月十一日を想定している。 このため、国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」(PMF)組織委員会は市と協議し、毎年七月上旬に開いている「大通公園コンサート」を開催しないことを決めた。 市によると、市が管理する公園は二千六百十七カ所。市は今後、道や道警と情報交換し、反対運動の状況によっては他の公園にも規制を広げる考えだ。 ただ、町内会などの催しや、一般利用は通常通り認められる。「市民の自由を侵害している」との批判も予想されるが、市環境局は「時期や内容によっては開催を認めるかどうか主催団体と協議することもある。市民の安全・安心のためなので、理解をお願いしたい」と話している。 |