2008年 10月 11月 12月 観光情報
観光情報


さっぽろ雪まつりあと1カ月余 景気悪化で観光客減るかも
2008.12/31 北海道新聞朝刊

 開催まであと一カ月ほどになった、第六十回さっぽろ雪まつり(来年二月五日開幕)。記念すべき節目の開催に合わせ、さまざまなイベントが計画されている。しかし、景気の悪化を受け、飛行機の国内線、国際線の搭乗者が落ち込んでいるほか、円高の影響もあり来場者の減少が予想されている。「一人でも多くの人に来てもらいたいのだが」と実行委員会はやきもきしている。

 新千歳空港事務所によると、十一月の旅客輸送実績は、国内線が百二十五万八千人で前年度比94・8%、国際線が五万二千八百人で同94・2%だった。今年四月から、国際線は七、八、十月に前年度を上回ったが、国内線は前年度割れが続いている。

 今回の大通会場の目玉は、今年二月に焼失した韓国・南大門を再現した大雪像。日韓友好のシンボルにしたい考えだが、円高ウォン安のため、市観光企画課は「韓国からの来場者が前回を上回るのは期待薄」としている。

 実行委にとって希望は、第二会場がサッポロさとらんどから、地下鉄駅に近く、交通の便の良い市スポーツ交流施設「つどーむ」に変更になったこと。札幌ドームや大倉山で開催する六十回記念イベントなどで、市民の来場も期待している。

 同課は「六十回目ということで、雪まつりの新たな魅力を打ち出したい。雪まつりから離れていた市民に、また来てもらえたら」としている。


ヒルトン小樽を買収へ シンガポールのホテルチェーン
2008.11/29 北海道新聞朝刊

 【小樽】小樽市築港の大型複合商業施設、ウイングベイ小樽のホテル「ヒルトン小樽」を、シンガポールに拠点を置く高級ホテルチェーンが買収することが二十八日、分かった。当面は「ヒルトン」のまま営業を続け、来年一月から名称変更する。

 関係者によると、このホテルチェーンは同国や中国、香港で計七軒の高級ホテルを経営しており、日本進出は小樽が初めて。買収は、同ホテルの運営会社の株式を100%取得する方法が有力視されており、名称は「グランドパーク小樽」となる見通し。

 ヒルトンの従業員約百五十人は、引き続き雇用されるとみられる。

 このチェーンは今後三−五年でアジア太平洋地域に十以上の高級ホテルを出す計画とされ、小樽を足がかりに日本へ本格進出するとの見方もある。今回の買収について、このチェーンは「コメントできない」としている。

 一九九九年七月に開業したヒルトン小樽は、地上十八階、地下一階。客室数は二百九十六。二〇〇三年一月に経営が破たんし、〇五年五月に米国の不動産投資会社などが出資する「イシン・ホテルズ・グループ」(東京)が買収。ヒルトン・インターナショナル(英国)とフランチャイズ契約を結び経営再建を進めていた。

 ホテルの実際の運営はイシン社の子会社二社が行っていたが、経営改善によって付加価値が生まれたと判断し、イシン社は昨年ごろから買収先を探していたもようだ。


円高・ウォン安、夕張直撃 負の遺産ツアー 韓国人客敬遠
2008.11/18 北海道新聞朝刊

 【夕張】夕張市の財政破たんの原因の観光施設など“負の遺産”を巡る、夕張リゾート主催のドキュメンタリー・ツアーが、円高・ウォン安の影響を受けている。昨年度は参加者の三分の一を占め、本年度も好調だった韓国の団体参加が秋以降、キャンセルも出て、予約が途切れている。

 韓国も旧産炭地の疲弊は深刻で夕張問題は大きく報じられ、昨年七月に始まった同ツアーへの参加は昨年度七団体百七人、本年度も九月五日までに十団体百七十七人に上った。

 参加者は韓国の地方公務員や議員が中心で、本年度は民間企業からの参加もあるなど、広がりをみせていた。

 しかし、為替が千ウォン=七〇円前後と一年前の二倍近い円高となった秋以降、十月に一団体十三人がキャンセルし、新たな予約はゼロ。昨冬は三団体約五十人が参加したが、今冬は新たな参加の気配はない。

 同社が経営する市所有の二ホテルでは、韓国以外に台湾、香港、中国などへの営業を強化。昨年度は夏季中心に延べ一万二千人、本年度も同じく一万四千人のアジア客を集めている。ドキュメンタリー・ツアー客の減少などはこうした好調だった集客に水を差す動きで、同社は「来夏までに円高と不況が収まってほしい」と話している。


観光庁長官「アジア客誘致が課題」 札幌で講演
2008.11/06 北海道新聞朝刊

 北海道観光の振興策を探る「観光立国フォーラムin札幌」(JAPAN NOW観光情報協会、北海道観光振興機構主催)が五日、札幌市内のホテルで開かれ、本保芳明観光庁長官らの講演に約三百五十人が耳を傾けた。

 本保長官は、同庁が掲げる二〇二〇年までに訪日外国人数二千万人達成の目標について触れ、「人口が減少する中、アジアの高い経済成長をいかに地域の活力に結びつけるかが課題」と、外国人誘致の必要性を強調。道内観光の知名度を上げるため、中国をはじめとする外国での宣伝活動の拡充を訴えた。

 JR東海の須田寛相談役は「北海道新幹線と観光による経済効果」と題して講演。過去に開業した新幹線効果で観光需要が増大した事例を挙げ、「今から新たな観光メニューを考えるなど受け入れ態勢を整えてほしい」と呼び掛けた。また、国土交通省航空局の前田隆平局長は新千歳空港の国際線の就航状況などを説明しながら、情報発信の取り組みを強化するよう求めた。


道産食材、観光客にPR 札幌卸売市場、新たな名所に 本州ツアー受け入れ本腰
2008.11/05 北海道新聞朝刊

本州からのツアー客受け入れを本格化する札幌市中央卸売市場の見学通路。休日は親子の来場も多い

 札幌市中央卸売市場(札幌市中央区)は、本州発着のツアー客の見学受け入れに本腰を入れ始めた。食の安全性が問題になる中、道産食材が集まってくる市場で道産品の安全性と魅力アピールに役立てたい考えだ。

 見学は、二十−四十人程度のツアーを無料で受け入れる予定で、午前六−八時に対応する。既に今月は、三団体の予約が入っている。

 同市場では全面改修中の二〇〇六年、場内二階に見学通路を設置した。小中学校や町内会などの見学を受け入れてきたが、昨年から、本州の旅行業者が卸売市場に立ち寄るツアーを企画。依頼は十件あったものの、三件が急にキャンセルされたためツアー客の受け入れを中断していた。

 しかし、旅行代理店からの強い要望もあり、市場も「イメージアップにつながれば」と本格的に取り組むことにした。

 これまで見学者を先導する説明員は四人体制だったが、市場内の事情に詳しい卸業者OBを新たに一人登用。従来のスタッフたちも市場内の知識を広げようと自主研修を始めた。

 東京のある大手代理店は「北海道といえば新鮮な海産物や野菜。北海道のさまざま食材を間近で見たいとツアーへ申し込む人は多い」と観光スポットとしての可能性を指摘する。

 同市場は「観光客対応は本来の業務ではないが、清潔な施設を公開し、市場を経由した道産食材の安全性を訴えたい」と話している。


「身内だけ」披露宴浸透 道内招待人数 初の百人割れ 結婚情報誌
2008.10/30 北海道新聞朝刊

 道内の結婚披露宴の招待人数が初めて百人を割ったことが二十九日、リクルートが発行する結婚情報誌「ゼクシィ北海道」の調べで分かった。道内の特徴とされる大規模な披露宴が影を潜め、家族や親しい友人を集めたパーティー形式が人気を集めているようだ。

 二〇〇七年度に結婚式を挙げた道内の女性四百三十二人を対象にアンケートを実施。披露宴の招待人数は、調査を始めた〇一年が一三七・三人だったが、〇七年は一〇五・七人に低下。今回は九八・〇人と初めて百人を割り込んだ。全国平均は七三・八人だった。

 同誌の荒瀬道子編集長は「親しい人だけを招待する本州式に変わりつつある」と指摘。一方、もう一つの道内披露宴の特徴とされる会費制の割合は87・6%で、この八年間ほとんど変化がない。

 挙式・披露宴の総額は、映像などの演出にこだわるカップルが増えているため、一七五・三万円と四年連続で増加。全国平均は三一七・四万円で、茨城、栃木、群馬の三六八・四万円が最高だった。


トマムで島サミット 来年5月、16カ国・地域が参加
2008.10/29 北海道新聞朝刊

 政府は二十八日、太平洋の島国の首脳らが地域情勢について議論する第五回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(太平洋・島サミット)を来年五月二十二、二十三の両日、上川管内占冠村トマムで開催すると発表した。

 同サミットは一九九七年から三年ごとに日本国内で開かれ、道内は初めて。オーストラリアやミクロネシア連邦など同フォーラム加盟の十六カ国・地域が参加。日本とニュージーランド自治領のニウエが共同議長を務め、太平洋諸島の経済発展や地球温暖化対策などについて話し合う。

 政府は七月、北海道洞爺湖サミットの開催を踏まえ、国際会議を道内に優先的に誘致する方針を閣議了解しており、太平洋・島サミットはその一環。


「観光案内人」道が育成 周遊型のマンネリ打破狙う
2008.10/24 北海道新聞朝刊

 道は、道内各地の観光地で「観光コンシェルジュ(総合案内人)」を育成する事業に乗り出した。地域を熟知し、具体的な旅行プランを提案できる人材を各地に配置することで、道内観光の魅力を主体的に発掘していく狙いだ。

 道は今月十八、十九の両日、道内各地のホテル経営者ら約三十人のコンシェルジュ候補生を後志管内余市町に集め、「地域観光マネジメント人材育成セミナー」を実施。候補生たちは、町内を歩いて見逃されていた観光資源を探索しながら、新しい観光ルートづくりを体験した。

 これに先立つ九月中旬には、十勝管内鹿追町に周辺の観光関係者を集め、実際に首都圏などの観光客を集めて行うモニターツアーのメニューをつくる研修会も開催している。

 これらの取り組みは、人材育成のほか、観光関係者の人的交流を深め、観光地間の連携を促す目的もある。

 これまで、道内の観光ツアーの大半は、東京などの大手旅行会社によって企画、販売され、主要観光地の周遊を主体とする商品のマンネリ化を招いてきたとの指摘が出ている。

 地域を知り尽くした「観光コンシェルジュ」が地域内を回る独自の旅行商品を提案できるようにすることで、道は「道内観光を周遊型から滞在型に転換、結果的に観光客の滞在期間を延ばし、地域に落ちる金が増える」と期待している。


雪まつり60年、ミッキーと祝う 来年1月31日に札幌ドームで
2008.10/23 北海道新聞朝刊

 ミッキーマウスが雪まつり六十周年をお祝いに−。来年一月三十一日に札幌ドームで開催される、さっぽろ雪まつり六十周年記念イベント「さっぽろ雪まつりアニバーサリーフェスタ」(仮称)で、東京ディズニーリゾートのステージショーが行われることが二十二日までに、決まった。

 ミッキーやミニーなどおなじみのキャラクターが、その日だけのオリジナルの舞台を繰り広げ、雪まつりの「還暦」を祝う。同リゾートを運営するオリエンタルランド広報部によると、外部イベントにショーが参加するのは非常に珍しい。ショーは一ステージにつき四十五分から一時間で、四回上演する予定だ。

 記念イベントは、さっぽろ雪まつり実行委員会(藤田恒郎会長)主催。一月三十一日の午前十時から午後六時まででショーも含め入場無料。来場者が一日中楽しめるよう市民参加型のステージや、縁日を設けることも企画している。実行委は十二月下旬までに、イベントの詳細を決定する。


観光消費額1・5兆円に 道観光機構が5カ年計画
2008.10/10 北海道新聞朝刊

 四月に発足した北海道観光振興機構(坂本真一会長)は、二〇〇八年度から一二年度まで五カ年の数値目標を定めた中期事業計画の概要を固めた。外国人客の誘致強化や滞在型観光の促進などに力を入れ、〇五年度に一兆二千九百四十六億円だった観光消費額を一兆五千億円に増やすことを目指す。

 他産業への波及効果は〇五年度の一兆九千七百七十億円から三千億円増の二兆三千億円に、人数に宿泊数をかけた人泊は〇七年度の二千四百九十二万人泊から百万人泊増の二千六百万人泊に引き上げる。

 目標達成に向け「集客の拡大」「滞在消費額の拡大」「満足度を高めるサービス・商品の提供」を三本柱に据えた。集客では、特に台湾、香港、中国、韓国、シンガポールの五地域を主要ターゲットに設定するなど外国人客誘致に注力。プロモーションの対象都市を拡大したり、富裕層開拓に力を入れ、〇七年度に百八十七万人泊だった外国人客を二百五十万人泊に増やす。

 滞在型観光を充実させ、連泊割引の導入などで旅行時の消費額拡大を図るほか、満足度を高める取り組みとして、タクシー運転手らのマナー向上を狙った接客に関する認定制度導入なども検討する。


宿泊券1万円分贈ります 道内客を掘り起こし 15日から来年1月まで
2008.10/9 北海道新聞朝刊

 北海道観光振興機構は十五日から、道内のホテルや旅館と共同で、宿泊客に抽選で一万円の宿泊券を贈る緊急誘客事業「もうひと旅!北海道キャンペーン」を始める。減少傾向が続く道内客の掘り起こしが狙い。道内の宿泊施設が一体となった販促キャンペーンを行うのは初めてという。

 道内四百六十五の宿泊施設が対象。JTB北海道や近畿日本ツーリストなど旅行会社十二社の店舗や専用ウェブサイトから道内宿泊商品を申し込んだ利用者に、毎月抽選で計八百十人に宿泊券を贈る。応募はがきはチェックイン時に宿泊施設から一泊一部屋につき一枚渡される。

 景気低迷で二〇〇七年度の道内客の宿泊実績は七百七十七万人と十年前より15%減少。燃料高などで今年はさらに落ち込む見通しで、業界は危機感を強めている。

 期間は来年一月十五日まで。問い合わせは同機構(電)011・231・0941へ。

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