2005年 1月〜4月の観光ニュース
<ゆうたうん> 食べてじっくり審査
*国際基準で西洋料理競技 *若手、中堅16人挑戦 *札幌
2005.04.25 北海道新聞夕刊地方 9頁 圏B (全1713字)

作った、食べた、審査した−。

目の前で仕上げたコース料理を実際に食べて審査する「2005IHチャレンジ料理コンテストIN北海道」がこのほど、札幌市中央区の札幌パークホテルで開かれた。

西洋料理のシェフでつくる全日本司厨(しちゅう)士協会北海道地方本部が全国に先駆けて挑んだ、本格的な料理競技。

さて、初の栄冠を勝ち取ったのは−。(文・寺町志保、写真・鈴木英乙)

 コンテストは、同地方本部が毎年行う「スプリングフードフェスティバル」の新企画。料理の完成品を提出し、レシピと見た目で競う従来のやり方と違い、審査員の目の前で料理を仕上げ、実際に食べて審査する。

 道産のホタテやホッキ、豚肉、ユリ根、カボチャ、コメのほか、イチジクや手長エビ、生ハムなどの指定食材を使い、一人前二千円(原価七百円以内)のランチコースをつくる−という内容。

 出場資格は三十歳未満。選手は札幌、千歳、帯広のホテルで働く八組十六人で、いずれも若手や中堅どころ。対する審査員は、全日本司厨士協会総本部の幹部で、WACS(世界司厨士連盟)国際料理審査員の占部韶二郎さんら四人だ。

 料理コンテストは「事前準備で九割が決まる」という。選手はほぼ徹夜で入念な仕込みをして、本番に臨んだ。だが、特設会場の家庭用IH(電磁誘導加熱)調理器を使っての競技。肉を焼き、付け合わせを温め、ソースを仕上げる作業も、いつもと勝手が違う。

 シェフコートに身を包んだ審査員団が、「前菜」「メーン」「デザート」の三回、各調理台を巡回する。到着時間から逆算し、最高の状態で出さねばならない。緊張した表情で、手早く盛り付けていく選手たち。差し出した一皿に、審査員がナイフを入れる。切り口は美しいか? 火の通り具合は? そして味は?

 審査はWACSの国際審査基準で行われた。「味」が三十点、「技術の正確さ」「見た目・独創性」「全体構成」が各二十点、「レシピの正確さ」「衛生・態度」が各五点の、百点満点。

 審査員長の占部さんは日本の西洋料理の水準を引き上げようと、二○○四年の世界料理コンクール(料理五輪)から国際料理審査員となった。

 「今のトレンドは健康と環境。料理も見た目より実質が求められている。パセリは生だと皆残すが、カリッと揚げて添えれば食べてくれる。そうした工夫が大事」と占部さん。「今までの考え方を捨て、五輪の金メダルを目指して」と話す。

 金賞は札幌グランドホテル(戸田慎一・中野和政)、銀賞は札幌プリンスホテル(堂嶽晋吾・真鍋貴幸)、銅賞はモントレーエーデルホフサッポロ(永井亮・安田知弘)の各チームに贈られた。

 金賞の二十九歳コンビは、「味」でほぼ満点を獲得。メーンのハチミツやシナモンなどを効かせた衣をつけて焼いた豚フィレ肉が強い印象を与えた。「年齢的に負けられないというプレッシャーがあった」(中野さん)「食べて審査するのでごまかしが効かない。面白い挑戦だった」(戸田さん)。いつかは独立−が二人の夢だ。

 終了後の会場に、選手に助言する審査員の姿があった。「世界を目指すならシンプルに」「前菜からデザートまでしっかりした味付けを」「自分の料理のリピーターをつくるつもりで」。ある選手は「自分ではベストと思ったが、厳しいですね。課題がいっぱい見つかった。また明日から出直しです」。頑張れ、未来の名シェフたち!
北海道新聞社


<解説>ホテルアーサー札幌買収へ
*小口の分譲解消*バブル負の遺産を清算
2005.03.17 北海道新聞朝刊全道 11頁 二経 (全828字)

 〈解説〉ホテルアーサー札幌は、客室などの権利を個人投資家らに細分化して分譲されたオーナーズホテル。一九八○年代後半のバブル期に一種の金融商品として販売されたが、投資家への配当が滞った上、分譲会社も倒産するなど大きな社会問題になった。

今回のケン・コーポレーションへの売却検討は複雑な権利関係を解消し、大規模な修繕など、より機動的なホテル経営を実現できる第一歩となりそうだ。

 アーサーを建設した分譲会社のライベックスは「わずかな頭金でホテルのオーナーになれる」をうたい文句に、客室の一部を全国に販売。一口四百万円で道内のほか、首都圏や関西の医者や弁護士など約五百三十人に分譲した。

 投資家は高い配当収入を受け取る契約だったが支払いは守られず、九二年四月のライベックス倒産で詐欺商法の一端が露呈した。

 その後、個人投資家が団結し、ホテルの経営母体となる管理組合を結成し、運営が継続された。だが、札幌ではJRタワーホテル日航札幌の新規開業など業界の競争が激化。大宴会場のないアーサーは売り上げに占める宿泊部門の比重が高く、「旅行会社への客室販売も相当買いたたかれていた」(関係者)という。

 投資家への現在の配当も「固定資産税で消える」(ある投資家)といい、実質は赤字資産だった。一口四百万円の所有権は二十分の一、二十万円程度でケン側に譲渡する方向で調整中だ。

 管理組合は利益の中から毎年数千万円単位の修繕費を積み立てているが、外壁や配管など大規模改修は見合わせてきた。所有者の大半は六十代以上と高齢化し、新たな拠出金の負担増は不可能だけに、今後はケン側の資金力で大規模な修繕をできる体制も整ったといえる。

 投資家によっては、客室の権利購入で金融機関と組んだローンの残金がまだ残っている例も多く、ローンの処理が課題となる。ただし、「償還見込みのない債権の買い取り提案はありがたい」(投資家)との指摘もあり、大きな障害にはならないとみられる。(升田一憲) 北海道新聞社

シェラトン札幌のバーテンダー八重樫さん
*創作カクテルが最高賞 *全国から53人出場 *受賞作1000円で提供
2005.03.15 北海道新聞朝刊地方 32頁 札A (全745字)

 【厚別区】東京でこのほど行われた、全国規模のカクテルコンテストで、札幌市厚別区のシェラトンホテル札幌「スターズ・バー」のバーテンダー、八重樫猛さん(26)が最高賞のグランプリを獲得した。同ホテルでは受賞を記念して、グランプリ作を提供しており、利用客の話題になっている。(宮口江梨子)
 二○○二年に結成されたプロのバーテンダーの組織「プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO)」(東京・銀座)主催の「カクテルフェスティバル2005」で受賞した。
 フェスティバルは昨年から始まり、今年は全国からプロの若手バーテンダー五十三人が出場。道内からは五人が参加した。フランスの有名なブランドの「サトネイ・リキュール」を使って、五分以内に五杯作り、味や技術、作品の出来などを競った。
 八重樫さんの作品は、使用したリキュール名にちなんだ、深い赤色の「フルール・ド・サトネイ」(サトネイの花)。ジンに、カシスやピーチのリキュールを加え、チェリーとパイナップルの葉でグラスを飾り、花開く様子を表現した。フェスティバルの盛田博智審査員は「出来上がった作品と、タイトルや製作意図、色、飾りがマッチしていたことが高評価につながった」と話している。
 受賞が決まった瞬間、八重樫さんは「びっくりして頭が真っ白になった」。同ホテルから一緒に出場し、特別賞を受賞した大森友寛さん(29)と、互いに意見交換しながら約一カ月かけて、あれこれ知恵を絞ったという。
 八重樫さんが勤めるホテルのバーでは、この快挙を記念し、受賞作を一杯千円で提供。八重樫さんは「今後も、多くの人に喜んでもらえるカクテルを作りたい」とさらに意欲を燃やしている。
北海道新聞社

<いんたびゅー>ジェニー・チュアさん(60)=ラッフルズ・ホールディングスCEO
*名門ホテルなぜ札幌に*高い知名度 魅力多い街
2005.03.03 北海道新聞朝刊全道 9頁 二経 (全972字)

 英国の文豪サマセット・モームが定宿にしたことでも知られるシンガポールの老舗高級ホテル「ラッフルズ・ホテル」。その名門ホテルが五年以内をめどに札幌への進出を計画している。ここ数年、積極的な海外展開を進めてきたラッフルズ・ホールディングスのジェニー・チュア社長兼最高経営責任者(CEO)に狙いなどを聞いた。(聞き手・勝木晃之郎)
 −−海外展開に意欲的ですね。
 「世界十九カ国に三十八のホテルを展開しています。日本には一昨年秋に大阪に進出し、業績も好調です。年内には東京にも進出する予定で、その後は特に札幌や京都などに関心を持っています。私たちのホテルにとって、日本人は国別で上位三位内に入る重要なお客さま。そこに進出すれば、より多くの利用客が見込めます。また、日本そのものが海外の観光客にとって魅力的です」
 −−次はなぜ札幌なのですか。
 「私の友人の多くがスキーをするため度々札幌に行っています。東南アジアで北海道の知名度は抜群。スキーや雪まつりのイメージが根付いたことから、北海道を訪れる人はもっと増えるはずです。夏のさわやかな気候や豊かな自然、新鮮な海産物もあり、道内のホテル需要はさらに伸びる可能性があります」
 −−札幌は「ラッフルズ」「スイスホテル」のどちらのブランドになりますか。
 「資金負担を軽くするため、最近はホテルの建設・買収はせずに、既存ホテルの運営を受託することを原則にしています。『ラッフルズ』は高級レジャー市場、『スイスホテル』はリラックスできる高級ビジネス市場が狙い。運営を依頼された物件のタイプや立地、客層などを見て、どちらが最適か決めます。札幌はスキーリゾートなので、スイスホテルとなる可能性もありますが、まだどうなるか分かりません」
 −−ラッフルズの魅力は。
 「室内の生け花であれ、朝食であれ、温浴施設であれ、顧客に記憶に残る体験をしてもらうことに社員全員が全力を傾けています。ビジネス客には素早く快適で洗練された対応など、これらがラッフルズの強みです」
<略歴>
 1971年米コーネル大ホテル経営学部卒。外資系ホテルなどに勤めた後、90年にラッフルズ・ホテル総支配人として招かれ、2003年4月から現職。シンガポール国際商工会議所で初の女性役員に就くなど国内経済界や世界のホテル業界では著名な存在。夫との間に二男。
北海道新聞社

道が発表した輸送実績ですが10ヶ月経過した時点でかなり減少してるようです。
平成 16年度来道者輸送実績(速報)
合計
    H16年度  H15年度 前年比   増減
4月  841,446  804,817 104.6   36,629
5月  1,068,684  1,060,953 100.7  7,731
6月  1,151,854  1,219,588 94.4  -67,734
7月  1,252,889  1,328,571 94.3  -75,682
8月  1,449,598  1,528,525 94.8  -78,927
9月  1,284,895  1,318,270 97.5  -33,375
10月   1,146,080  1,164,861 98.4  -18,781
11月  869,680  896,168 97.0  -26,488
12月  910,743   945,124 96.4  -34,381
1月  864,702  865,524 99.9   -822
累計  10,840,571 11,132,401 97.4    -291,830

仲間と食事、見学なしで返金も *自由な団体ツアーいかが*普門エンタープライズ発売
2005.02.05 北海道新聞朝刊全道 11頁 二経 (全570字)

 道内地場旅行会社、普門エンタープライズ(札幌)は四日までに、ツアー中のすべての夕食を部屋食や個別の席としたり、ツアーに含まれる施設や食事を省く参加者には料金を返金するなど、自由度の高い団体パックツアーのシリーズを売り出した。夕食の個別席での提供や未利用施設の料金の返金などを行うパックツアーのシリーズは全国的にも珍しいという。
 団体パックツアーの主力商品「ニューホリデーANAプレミアム日本の旅」で、道内発着で九州や沖縄、東北などへ二月から六月にかけ出発する四十四コース。
 従来の団体パックツアーでは、夕食は旅館やホテルの宴会場で参加者が一緒にとることが多いが、「知らない人との相席は落ち着かない」などの声が出るケースが多い。同社は全国の宿泊施設と交渉し、四十四コースのうち四十一コースですべての夕食を部屋食か、参加した仲間や個人ごとに席を設ける個別食とした。
 また、全コースで申し込み後、出発二週間前までに申し出れば、行程に含まれる施設を見学しない場合や指定のホテルに宿泊しないときは申し込み時に支払った利用料を返す。例えば沖縄の首里城正殿を見学しない参加者には団体入場料金の六百四十円を返金する。団体から一時離れて自由行動することもできる。
 同社は「団体旅行にできるだけ個人旅行の気軽さを取り入れて需要を掘り起こしたい」と話している。
北海道新聞社

<トップテンさっぽろ>伝えたい 第2回選定・北海道遺産
*これぞ北の味 ジンギスカン*「最高の海岸美」積丹半島が続く
2005.01.29 北海道新聞朝刊地方 31頁 札C (全1601字)

 札幌は二月七日、さっぽろ雪まつりが開幕し、冬の観光シーズンはピークを迎える。道外から多数の観光客が訪れ、白銀の世界に歓声を上げる。一方、北海道の観光資源として注目されているのが「北海道遺産」。
二○○四年十月、第二回選定として「五稜郭と箱館戦争の遺構」や「ニッカウヰスキー余市蒸留所」など二十七件が選ばれた。今回はこの第二回分から道外の人に伝えたいという遺産について聞いた。
 「北海道遺産」とは道内のかけがえのない自然や建造物を引き継ごうと、道や学識経験者などが二○○一年五月に発足させた北海道遺産構想推進協議会が自然、歴史、生活、文化、産業の五分野から選定している。
 第一位は「ジンギスカン」で、42・3%の支持を集めた。第一回の選定には「北海道のラーメン」も選ばれており、食が北海道の風土に根付いた大きな遺産になっていることがわかる。
 「ジンギスカン」を選んだ理由は、「本州ではあまり食べないから」(二十六歳女性)、「生臭そうと、食わず嫌いの人が多そうなので」(二十三歳女性、三十五歳男性)、「ジンギスカンがおいしいということを教えてあげたい」(三十七歳女性)など人気だ。
「北海道と言えばジンギスカン」(三十四歳男性)、「生きている間に一度は食べる価値がある!」(二十一歳女性)と熱っぽく語る人もいる。
 第二位は後志管内の観光名所「積丹半島と神威岬」で37・1%。「北海道最高の海岸美として誇れる場所。
『シャコタンブルー』と称される見事なまでの海の青さは、永遠に残したい遺産です」(六十六歳男性)という理由に尽きる。
 今年はNHK大河ドラマ「義経」で「源義経」がブームの兆し。積丹半島は奥州・平泉から逃れた義経が通ったという伝承が多数残されており、大河ドラマとともに脚光を浴びるかも。
 三位は網走管内の「流氷とガリンコ号」で36・1%の僅差(きんさ)で続く。女性だけでみると44・7%を占め、ちなみに女性の場合、「ジンギスカン」は44・0%で二位に転落する。
「流氷船は一度乗ったら道内の人間でも感動したので、道外の人にぜひすすめたい」(三十九歳女性)「道外では体験できないから」(三十歳男性)などの声が上がっている。
 四位は「五稜郭と箱館戦争の遺構」で35・1%。五十代だけの集計なら46・6%でトップだ。
 北海道遺産については、観光業界でも取り組みが始まった。北海道中央バスグループの旅行会社「シィービーツアーズ」(札幌市中央区)は「北海道遺産バスの旅」というツアーを販売中。同社は「物見遊山の観光巡りではなく、北海道を見て聞いて学ぶ実のあるツアーに育てたい」と意気込んでいる。
                   
 北海道新聞情報研究所が、石狩管内在住の16歳から72歳までのインターネットモニター352人を対象に実施、291人(82・7%)が回答を寄せた。
北海道遺産構想推進協議会が昨年10月に発表した北海道遺産の第2回選定分27件を対象に、道外の人に伝えたい遺産を5つまで選んだもらい、その理由なども自由に回答してもらった。

順位 遺産名          件数    %
 1 ジンギスカン       123 42.3
 2 積丹半島と神威岬     108 37.1
 3 流氷とガリンコ号     105 36.1
 4 五稜郭と箱館戦争の遺構  102 35.1
 5 スキーとニセコ連峰     72 24.7
 6 登別温泉地獄谷       68 23.4
 7 開拓使時代の洋風建築    64 22.0
 8 静内二十間道路の桜並木   59 20.3
 9 ニッカウヰスキー余市蒸溜所 54 18.6
10 雨竜沼湿原         47 16.2
10 函館西部地区の街並み    47 16.2
北海道新聞社

美術館、博物館 観光に生かせ*新年度
*道が「施設巡り」展開*モデルルート開発 モニターツアーも
2005.01.29 北海道新聞夕刊全道 11頁 夕社 (全744字)

 道は新年度、観光に文化・芸術を組み合わせた「アートツーリズム」の定着を目指し、モニターツアーやモデルルートの開発などに取り組む。道内には美術館や博物館、郷土資料館などが二百カ所以上あり、こうした施設巡りを観光に結びつける考えだ。
 アートツーリズムは、文化・芸術を楽しむ目的型観光の一つ。
農村で自然に親しみ農作業などを体験する「グリーンツーリズム」などと並び、最近注目されている。
 道内には現在、札幌市の道立近代美術館や彫刻家安田侃氏の作品を集めた美唄市のアルテピアッツァ美唄など公設、私設の美術館が四十三カ所あるほか、渡辺淳一文学館(札幌市)、三浦綾子記念文学館(旭川市)などの文学館が九カ所、各市町村の郷土資料館が百五十一カ所ある。
 ツアーで昼間はこうした施設を巡り、夜は札幌交響楽団の演奏を楽しむことも想定している。
 道はまず、ツアーを旅行会社に企画してもらい、道央、道南、道北、十勝、釧根、オホーツクの六圏域ごとにモニターツアー(各圏域二十人規模)を実施する。また、観光学の専門家や旅行会社関係者らによる「検討委員会」をつくり、モニターツアー参加者の声を生かしながらモデルルートを作るとともに、道内外の観光客や旅行代理店へのPR方法などを検討する。
 アートツーリズムは、道外では香川県が二○○三年度から取り組んでおり、猪熊弦一郎現代美術館(丸亀市)など県内の十四美術館と観光地を組み合わせたマップを作製したり、旅行会社や観光客へPRしたりしている。
 道は来月下旬開会予定の第一回定例道議会に関連予算案を提出する予定で、「観光は北海道の目玉。文化・芸術と組み合わせることにより、新たな観光客を誘致できれば、文化・芸術活動の振興などの波及効果も期待できる」(環境生活部)と話している。
北海道新聞社

外国人客来訪促進へ計画案 リピーター増へ新目標−−道観光審 /北海道
2005.01.14 地方版/北海道 21頁 (全604字)

◇「また来たい割合」80%
 高橋はるみ知事の諮問機関「道観光審議会」(委員長・内田和男北海道大教授)は、外国人観光客の来道を促すための「北海道来道外客来訪促進計画案」をまとめた。観光は道内経済の活性化につながる産業として、「また北海道に来たいと思う観光客の割合」を80%にすることを初めて掲げ、リピーター客の増加を目指す。
14日午前の審議会を経て、18日に高橋知事に答申する。
 北海道を訪れた外国人観光客は毎年増加し、昨年度は約29万人で、現行計画で目標とした20万人を大きく上回った。
今年度は30万人突破が確実視されている。道は04年6月、新たな計画策定に向け、同審議会に諮問した。
 一方、道が02年にまとめた「観光のくにづくり行動計画」では、目標とする外国人観光客数を54万人とし、「サービスに満足した」と感じた観光客の割合を80%とした。
 今回の答申案は、行動計画に盛り込んだ2項目のほか、54万人の目標達成にはリピーター客の拡大が重要と考え、再び北海道に来たいと思う人の割合を80%とする新たな目標を掲げた。道が04年実施した調査によると、台湾や香港など4地域から訪れた観光客の20〜30%がリピーターだったという。
 また、答申案は、外国語に対応できるホームページの充実▽観光産業従事者への外国人接遇研修▽東アジアを中心とした観光プロモーション活動の展開――などの具体策を提言している。【田中泰義】
毎日新聞社

「札幌ホテルマン情報」 観光情報